人を分けることの不条理

教師・牧師として生きてきた私が考える差別と共生について

鈴木 文治

2024年9月19日

明石書店

2,750円(税込)

人文・思想・社会

なぜ人は人を差別するのか? 障害児教育に携わり、教会を拠点に地域のさまざまな福祉活動を続けてきた牧師が、優生思想、戦争、障害児教育、インクルージョンなどを取りあげ、差別と共生について真剣に考える。人々とかかわり続け、地に足をつけた思考の実践。  はじめに 1章 人を分けることの不条理  1 狂気と正気の間  2 分けることの意  3 人は誰でも障害者  4 障害者差別  5 「あっち側の人間」 2章 診断とは差別の構造化  1 「診断」から「差別の構造化」  2 登校拒否と不登校の間  3 「発達障害」から「不適応人間」へのレッテル 3章 教育に刷り込まれた優生思想  1 障害の呼称  2 「わが国の特殊教育」について  3 普通学校からの排除  4 障害児教育は落ちこぼれの教育か  5 障害者差別はないと断言する学者  6 新設養護学校建設反対運動  7 やまゆり園事件を越えて 4章 苦難の障害児教育  1 教員の社会的地位の低下  2 苦難の障害児教育 5章 障害児教育賛歌  1 障害児教育者への感謝  2 特別支援学級が学校を変える取組  3 神奈川の支援教育  4 障害児教育を担う人々  5 通常の教育を改革する障害児教育  6 障害児教育が提唱する共生教育 6章 インクルージョンへの道  1 インクルージョンとは何か  2 世界的な動向  3 インクルージョンを阻むもの 7章 戦争と障害  1 戦争と障害  2 戦争と宗教  3 天皇と戦争  4 戦争の犯罪者とは誰か  5 文化と戦争 8章 差別を本能的に好む人間  1 パラリンピックは障害者差別を解消したのか  2 違いよりも同じを認める  3 障害者差別の究極にあるもの  4 障害者の信仰  おわりに

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