未来の漢方

ユニバースとコスモスの医学

津田篤太郎 / 森まゆみ

2013年7月31日

亜紀書房

1,760円(税込)

美容・暮らし・健康・料理

幕末の日本の医療水準は世界一。 南方仁《JIN》は漢方が効くことに、 むしろびっくりしたはず……。 西洋医学と東洋医学はからだの見方が違う。つまり違った言語で人の体を見ている。そして、お互いに得意分野が違う。「なんとなく調子が悪い」とか「冷え症がなおらない」とか、病名がつかないものは、むしろ漢方のほうが得意とする。漢方の特徴と、歴史的な経緯を知れば、納得して、ゆっくりと自分の病や不具合に向き合うことができる。しかも漢方には「手の施しようがない」という考えがない。症状に合わせて治療はずっと続けられるのだ。 2007年に免疫疾患のひとつである原田病にかかった森まゆみさんが、津田医師に教えを乞うた。西洋の体系と漢方の体系がぶつかり、ひずむ所から何が見えるのか。総合医療としての漢方のこれからを考える。 漢方とは何かーーユニバースとコスモロジー はじめにーー津田さんを主治医とするまで 1、病気とは何か、健康とは何か 2、漢方は患者をどう見るか 3、中国漢方の歴史ーー黄帝、神農、張仲景 4、日本の漢方ーー古方派と後世派 5、幕末明治の百花繚乱そして漢方の黄昏 6、漢方の現在と未来ーー増永静人 附録 尾台容堂のカルテ あとがきーー揺れる歴史の振り子

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