戦地からのラブレター

第一次世界大戦従軍兵から、愛するひとへ

亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ2 13

ジャン=ピエール・ゲノ / 永田 千奈

2016年9月29日

亜紀書房

2,090円(税込)

人文・思想・社会

愛する者へ、最後のメッセージ 家に残した妻への甘い愛の囁き、敵兵のヘルメットをねだる息子に戦場の花を摘んで贈る父の思い、平和への願い、死の恐怖ー。 極限状況下で、大切なひとへ宛てて綴られた兵士たちのことばが100年の時を超え、こだまする。 「ドイツ軍の銃弾も約束するよ。今度、持って帰る。でも、ドイツ軍のヘルメットは無理かもしれない。今、ドイツ兵からヘルメットを取り上げるのは、時期が悪い。とても寒いから風邪を引いてしまうかもしれない。それにね、モーリス、考えてごらん。ドイツ人だって僕たちと同じなんだよ。もし、ドイツの子供がお父さんにお前と同じようなおねだりをして、ドイツ兵がフランス軍のケピ帽を持ち帰ったとするだろう。その帽子が父さんのケピ帽だったら、お前、どう思う?」 (本文より)

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

2

未読

1

読書中

0

既読

2

未指定

0

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください