諸世界の戦争

平和はいかが?

ブリュノ・ラトゥール / 工藤晋 / 近藤和敬

2020年10月24日

以文社

2,420円(税込)

人文・思想・社会

「単一自然」の政治から「多自然」の政治へ。 現代人類学・現代思想における存在論的転回の中核をなしきたブリュノ・ラトゥールが語る「戦争と平和」とは。 ラトゥールは、グローバルな多文化主義の背後に潜む「単一自然」の問題性を指摘し、「多自然」主義にもとづく政治を提唱する。 現行のグローバリゼーションとカント以来の「永遠平和」をリセットする21世紀の存在論的政治学の試み。 ChapterI  九 一 一 Chapter II  ひとつの自然/多くの文化という分割によって与えられる間違った平和 Chapter III  単一自然から多自然主義へ Chapter IV「平和ヲ欲スル者ハ……宣戦布告せよ」 ChapterV  いかなる統一なのか? 自然法主義か? あるいは構成主義か? 訳者あとがき セール、ラトゥール、グリッサンをめぐる覚書(工藤晋) 解 題 わたしたちの「外交官」とは誰か、わたしたちの「共通世界」とは何か(近藤和敬)

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