
マンガ版マルチスピーシーズ人類学
シリーズ 人間を超える
奥野 克巳 / シンジルト / MOSA / 宮本 万里 / 山口 未花子 / 近藤 祉秋
2021年10月30日
以文社
2,860円(税込)
人文・思想・社会
文化人類学×マンガ、マルチスピシーズ民族誌×マンガ! ! これまでの人間中心主義的な記述を廃し、人間以外の「多種」との交流を描くマルチスピーシーズ民族誌。本書は、文化人類学における代表的な営みである「民族誌」の可能性を開く分野と、マンガという親しみやすい表現形式が出会った「マンガ版マルチスピーシーズ人類学」という新たな試みである。 20世紀にB.マリノフスキが唱えたフィールドワークのコアであるとされた「実生活の不可量部分」をマンガという自由闊達な表現によって、とらえようとする「人類学マンガ」を、本書では、8人の人類学者による8つのマルチスピーシーズ民族誌のマンガ化によって表現する。 「単一種としての人間ではなく、複雑に絡まり合う多種へ。人間だけに特権を与える人間例外主義ではなく、あらゆる生物種に行為主体性を認めるマルチスピーシーズ人類学共同体へ。人間と動物という二元論思考ではなく、群れとなって、絡まり合いながら現れては消え、消えては現れる多元的な生成へ。」(本書、序論より) 序 論 マンガとマルチスピーシーズのハイブリッドーーより闊達な人類学のために(奥野克巳) 第一章 豊穣を占うバンバラム(宮本万里) 第二章 天寿を全うする家畜たち(シンジルト) 第三章 語り合うカスカと動物霊(山口未花子) 第四章 文化キャンプと古老たちの教え(近藤祉秋) 第五章 ブタを探して(近藤宏) 第六章 富を生み出すヤマアラシの胃石(奥野克巳) 第七章 人体に棲まうマラリア原虫/ロア糸状虫(大石高典) 第八章 金華山「殺猿事件」の顚末(島田将喜) あとがき(シンジルト) マンガができるまで(MOSA)
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