対人関係療法総合ガイド

マーナ・M.ワイスマン / ジョン・C.マーコウィッツ

2009年2月28日

岩崎学術出版社

5,500円(税込)

人文・思想・社会 / 医学・薬学・看護学・歯科学

●対人関係療法(IPT)は、現在では、エビデンスに基づく精神療法として認知行動療法(CBT)と双璧をなす治療法として国際的に知られており、米国精神医学会の治療ガイドラインなどにおいても有効な治療法として位置づけられている。日本でも近年関心が急速に高まっているIPT の正式マニュアル。 ●目次 序文/IPTの概観 大うつ病:現在の理解 理論的・実証的起源 IPTと他の精神療法との比較 IPTの特徴/IPT治療者の役割 第1部 うつ病の対人関係療法を実践する 1 IPTの概要 2 初期 初期のセッション:うつ病を扱う 初期のセッションで、うつと対人関係状況とを関連づける IPTの概念と治療契約を説明する 問題を説明する 治療契約を結ぶ 患者にIPTでの役割を教える 中期のセッションを始める 話題の焦点 3 悲哀(複雑化した死別反応) 正常な悲哀/異常な悲哀 異常な悲哀反応の診断 治療の目標と戦略 4 対人関係上の役割をめぐる不和 対人関係上の不和の診断 治療の目標と戦略 5 役割の変化 「役割の変化」の問題の診断/役割の変化の治療を計画する 6 対人関係の欠如 対人関係の欠如の診断 治療の目標と戦略 7 治療の終結 終結に伴う困難 長期治療の適応 8 具体的な技法 探索的技法 感情の励まし 明確化 コミュニケーション分析 治療関係の利用 行動変化技法 他 9 よくみられる問題 患者のうつ病を反映した問題 患者が慢性的にうつである/患者がうつ病は治らないと思っている/他 治療における問題 患者が精神療法家を友人や家族の代わりにする/患者が予約をすっぽかしたり遅刻したりする/他 患者がよく懸念すること 私は「生物学的な」うつ病なのでしょうか?/私の子どももうつ病になるのでしょうか?/他 10 大うつ病の急性期治療の効果データ ボストン - ニューヘイヴン研究 NIMH TDCRP研究 オランダの研究 神経画像 第2部 気分障害へのIPTの適用 11 反復性の大うつ病に対する維持IPT(IPT-M) 維持治療の概念/最初の研究/反復性うつ病に対する維持治療としてのIPT 12 気分変調性障害に対するIPT(IPT-D) 13 思春期うつ病に対するIPT(IPT-A) グループ精神療法/個人精神療法 IPT-Aの効果 思春期の母親うつ病患者 コメント ◇症例 14 高齢者のうつ病に対するIPT 15 夫婦間不和のあるうつ病患者に対する夫婦同席治療(IPT-CM) 16 双極性障害 双極性障害に対する特定の精神療法 心理教育/家族療法/行動的家族マネジメント Behavioral Family Management(BFM)/認知行動療法(CBT)/セルフヘルプ/IPT 17 プライマリケアと身体疾患の患者 プライマリケアに向けての修正 効果 コメント 対人関係カウンセリング((IPC) 18 うつ病のHIV陽性患者に対するIPT(IPT-HIV) 19 産前産後のうつ病患者 第3部 気分障害以外へのIPTの適用 20 物質使用障害 21 摂食障害:神経性大食症と神経性食欲症 22 不安障害 社会恐怖のグループ療法 23 開発中の適用 身体醜形障害/身体化障害/心筋梗塞後のうつ病/身体障害を持つうつ病患者/原発性不眠症/境界性パーソナリティ障害 第4部 IPTのリソース 24 IPTの新しいフォーマット:グループ、電話、患者ガイ ド;他の言語と文化における翻訳と活用 25 トレーニングと治療マニュアル IPTのトレーニング IPTの治療マニュアル 第5部 IPTの今後 IPTの今後 精神療法の衰退との闘い 精神療法の力 今後の精神療法家 資格とクオリティ・コントロール IPTの範囲 付録 統合的な症例 他のアプローチと比較したIPT 他のタイプの精神療法との境界/IPTと行動療法および認知療法の比較/他 技法 探索的技法/感情のコントロールと励まし/明確化/行動変化技法/コミュニケーション分析/治療関係の利用

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