自閉症の親として

アスペルガー症候群と重度自閉症の子育てのレッスン

アン・パーマー / モーリン・F.モーレル

2009年6月30日

岩崎学術出版社

2,420円(税込)

人文・思想・社会

●自閉症の人と健常と呼ばれる人との間にある壁を崩していくために,自閉症という障害を否定するのではなく,自閉症は自閉症のままでいい,自閉症の人,そしてその家族をとりまく周りの理解と支援を考える。--自閉症児の親たちによる,2007年の全米自閉症協会“ベストブック・オブ・ザ・イヤー”受賞。 ●目次 第1章 自閉症と診断されてから立て直した生活 ーーエリックの母親アンの場合 第2章 自閉症と診断されてから立て直した生活 ーージャスティンの母親モリーンの場合 第3章 家族生活のバランスを保つために レッスン1 ユニークな見方をするきょうだい レッスン2 きょうだいは自分の感情を話し合う時間が必要 レッスン3 自閉症のきょうだいに対する家庭外でのサポート レッスン4 自閉症のきょうだいたちも自分のための特別な時間を必要としている レッスン5 家族全員で同じことをする必要はない 他 第4章 安定した家族生活を営むために ーー結婚と親戚づきあい 結婚 レッスン1 夫と妻は悲しみが異なる場合がある レッスン2 夫婦はお互い与え合うべき可能性を見つけるべきです レッスン3 責任はできることによって分担すべきである レッスン4 夫婦のための時間を作ることが必要 親戚づきあいについて レッスン1 期待を補正する必要があるかもしれない レッスン2 親戚も自閉症児の教育から何かを得る可能性がある レッスン3 必要であれば援助を受け入れるべき レッスン4 場合によっては「そこまで」と言う頃合を知らなければならない 第5章 子どもたちの人権を守る I 専門家とポジティブな関係を築くためには レッスン1 子どものために何をしてあげたいかを具体的に示すこと レッスン2 子どもはできるだけ権利の分け前にあずかるべきである 他 II 衝突から脱皮しよう レッスン1 教師等の専門家との関係が親のストレスを引き起こす レッスン2 教師等専門家も親との対人関係にストレスを感じている 他 III ときには権利擁護が失敗するということを理解しなければならない レッスン1 親はサポートシステムを広げていく必要がある レッスン2 もし可能であれば、学校を変えることも必要な場合がある 他 IV 専門家が行う「最善の方法」の質を見極める        第6章 私たち自身に対するケア レッスン1 睡眠を優先すべき レッスン2 私たちは「ほどいよい親」であると認めよう レッスン3 リスパイトサービスは息抜きを与えることができる レッスン4 ときどき休んだりすることはとても大切なことである レッスン5 ユーモアのセンスが戻ってくれば安心 他 第7章 私たち自身の道を求めて レッスン1 早期介入が必ずしも未来につながる唯一の鍵ではない レッスン2 すべての自閉症児に適した治療法はない レッスン3 思春期が一番悪い時期ではない レッスン4 機能レベルは成功度を唯一予測するものではない レッスン5 学校でうまくいったからといってすべてがうまくいくわけではない レッスン6 自閉症を治療してもらうことを望んでいるのではない 第8章 世間一般の人たちとの対応 レッスン1 家族全員のためになる外出を考える レッスン2 不測の事態のすべてに準備をしておく必要がある レッスン3 数が多ければストレスは軽減される レッスン4 誰かほかの人にお願いしてもかまわない レッスン5 どれだけの情報を与えるべきか注意して選ぶべきである 他           第9章 子どもたちおよび私たち自身を受け入れること レッスン1 障害の存在を認め、その障害が長期にわたることを認めること レッスン2 子どもとその障害を家族との生活に共存させる レッスン3 私たち自身の失敗や誤りを許すようにすべきです レッスン4 私たちの喪失感に意味を見つける 第10章 子どもを手放すこと(アンの場合) 第11章 子どもを手放すこと(モリーンの場合)

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