ピグマリオン・コンプレックス

プリティ・ウ-マンの系譜

小野俊太郎

1997年6月30日

ありな書房

3,960円(税込)

人文・思想・社会

ガラティアからガイノイドへ、神話-美からテクノ・ビューティへ。ジェンダーの越境、タイトル・ロールへの脱出、美/知への変身、未来を逆-構築するフェミニスト・ヒーローの形姿。男性が理想の女性を創造するピュグマリオン神話が、男/女の互いに介入し依存しあう関係となって近代に拡散する。テクノロジーをファッション化することで、ジェンダーを超えた新しい自己を創造する女性たちを、文学テクスト「あしながおじさん」から映画「マイ・フェア・レディ」さらに「羊たちの沈黙」を中心に読み解く。

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