踏み出す勇気
「食物アレルギー」「生きる力」と子どもたちの現実
子どもの明日
阿蘭ヒサコ / 冨部志保子
2014年3月13日
NTT出版
1,650円(税込)
美容・暮らし・健康・料理
卵と乳製品にアレルギーのある中1の静香。友達からへんに気を遣われてしまい、「なぜ自分だけ?」と次第にやけになってしまう。本当はみんなと一緒に時間を共有したいのにー食物アレルギーをもつ子ども自身はどう感じているのか、周囲の人々はどう接すればいいのか、静香の成長する姿とともに描く(『食べられなくても一緒にいたい!-食物アレルギーのある静香の物語』)。中学受験に失敗し、仕方なく地元の中学に通う慎吾。ガリ勉姿を知っている同級生から「なぜ、きみがここに?」と見られている気がしてならない。孤立する慎吾だったが、キャンプや地域の活動に参加し、様々な世代の人と交流する中で、一つ一つ小さな達成感をつかみ、人との関わりを築いていく過程を描く(『ぼくの選択ー子どもの生きる力を育むために』)。
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