
線維化 慢性疾患のキープロセス
実験医学増刊
菅波 孝祥 / 柳田 素子 / 武田 憲彦
2020年7月20日
羊土社
5,940円(税込)
医学・薬学・看護学・歯科学
臓器不全の「なれの果て」と考えられてきた「線維症」.近年,動的な細胞ネットワークが支える可逆的な状態と捉えられる知見が蓄積してきました.慢性疾患を打開する、創薬標的としても注目を集める先端研究を紹介! 序 概論 fibrosis:変わりつつある概念,現在から未来へ 第1章 線維芽細胞の多様性 1.線維芽細胞の起源とその多様性 2.腎臓間質の線維芽細胞 3.免疫組織線維芽細胞 4.がん関連線維芽細胞の多様性と病態における意義 5.肝星細胞の活性化・脱活性化機構と肝線維症治療への展望 6.血管周囲に存在する線維芽細胞 第2章 線維化を制御する細胞間ネットワーク 1.局所免疫の要としての三次リンパ組織 2.細胞死に起因する慢性炎症と組織線維化の分子機構 3.疾患特異的マクロファージの機能的多様性 4.SASP因子を介する細胞間ネットワークと加齢性疾患 5.炎症の誘導機構:IL-6アンプの病気への関与 6.死細胞貪食と線維化 7.肝星細胞の活性化におけるnon-coding RNAネットワーク 第3章 各臓器疾患における線維化 1.心臓線維芽細胞の活性化機構 2.間葉系幹細胞投与による肝線維化改善,再生誘導効果 3.腎線維化のメカニズムと抗腎線維化療法の開発 4.肺自己免疫疾患と線維症ーRBM7の発見 5.炎症性腸疾患と腸管線維化ー腸管組織障害エントロピーの統合的理解 6.全身性強皮症における皮膚線維化 7.網膜における線維化 8.脂肪組織の線維化 9.骨格筋の線維化ー起源となる細胞とその特性 10.子宮における線維化疾患ー子宮腺筋症の病態にかかわる分子機構 第4章 線維化に対する次世代アプローチ 1.生体二光子励起イメージングによる線維化のin vivo解析 2.線維症における1細胞トランスクリプトーム解析 3.骨髄の造血微小環境(ニッチ)を構成する間葉系幹細胞の同定ーFibrosisへのアプローチ 4.組織の「硬さ」から迫る線維症研究の新展開 索引
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