
生体内外をつなぐ動的な臓器 皮膚 健康と疾患のサイエンス
実験医学増刊
椛島 健治
2025年4月24日
羊土社
6,160円(税込)
医学・薬学・看護学・歯科学
身体の表面を覆ってバリア・免疫機能を担い,人体最大の臓器といわれることもある私たちの皮膚ですが,近年では治療薬の相次ぐ登場に加え,アンチエイジングや美容といった観点からも改めて注目されています.本書では皮膚科学の総集編として,いま知っておくべき基礎研究の最前線をご紹介します. 【目次】 序 概論 皮膚科学の深化と拡張 -多層的視点からの探究 第1章 皮膚の恒常性維持と破綻 1.ヒトの皮膚の進化 2.皮膚免疫の新展開 3.ライブイメージングによる皮膚バリア恒常性維持機構の理解 4.皮膚細菌叢が皮膚疾患に与えるインパクト 5.メラノソームの形成・輸送のしくみとその破綻による遺伝性疾患 6.皮膚の伸縮性を生み出すしくみ 7.セラミドによる皮膚透過性バリア形成 8.温度感受性TRP チャネルを介した皮膚温度感覚 9.皮膚における一次求心性かゆみ神経 10.皮膚における力学的刺激の役割と創傷治癒に与える影響 第2章 皮膚疾患とそのメカニズム 1.アトピー性皮膚炎:2 型炎症を中心とした病態理解と最新治療戦略 2.皮膚resident memory T 細胞から考える乾癬の病態 3.全身性硬化症(強皮症) 4.皮膚から見えるクローン進化 -正常細胞から皮膚がんへのはるかな旅 5.重症薬疹における細胞死のメカニズム -新規治療薬の開発をめざして 6.自己炎症症候群のメカニズム 第3章 皮膚幹細胞と再生・老化 1.表皮幹細胞ダイナミクスから紐解く皮膚再生と老化 2.皮膚老化と血管 3.皮膚老化とケラチノサイト 4.皮膚再生のための技術開発 5.皮膚付属器官の多様性を支えるパターン形成 第4章 大規模解析・テクノロジー -病態解明から治療・診断まで 1.遺伝解析が明らかにするアトピー性皮膚炎の病態 2.多様な疾患病態を解明し精密医療を実現するためのデータ駆動型医学研究 -アトピー性皮膚炎を対象とした研究事例と臨床マルチモーダルデータ管理と統合のベストプラクティス 3.皮膚の二光子イメージング 4.かたちの数理皮膚医学 -皮疹の形状から生体内を推定しよう 5.皮膚の体細胞ゲノム・エピゲノム異常モザイクと疾患 6.日本皮膚科学会がつくるAI 開発の礎 -大規模画像データベースの今 7.栄養障害型表皮水疱症に対する新規治療法開発 8.皮膚領域の創薬動向 索引
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