史記(武帝紀 7)
北方謙三
2012年3月31日
角川春樹事務所
1,760円(税込)
小説・エッセイ
中国前漢の時代。武帝・劉徹は、自らに迫る老いを自覚し、漠然とした不安を抱いていた。宮廷内では巫蠱の噂が蔓延り、疑惑をかけられた皇太子は、謀反の末、自死を遂げる。さらに国内の混乱を払拭せんとするかのように、匈奴との最後の戦いが迫る。敗北を続ける李広利は、その命を賭け、匈奴の将軍の首を執拗に狙うー。故国への想いを断ち切るかのように、最後の戦に向う李陵。亡き父の遺志を継ぎ、『太史公書』を書き上げる司馬遷。そして、蘇武は、極寒の地で永遠の絆を紡ぐ。壮大なスケールで描く、北方「史記」武帝紀・感涙の完結。
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