蜻蛉切り

兵庫と伊織の捕物帖

ハルキ文庫

伊藤致雄

2008年2月29日

角川春樹事務所

770円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

御法度である闇金融を営む金蔵寺の竜浄のもとへ、卍屋の主人と名乗る男があらわれた。運慶の掘り出し物がでたので五百両都合して欲しいとのこと。大身旗本の本多盛勝の紹介状をもっていたため、信用した竜浄は金子を用立てた。だがそれは詐欺だったのだ。その後も「卍組」と命名された二人組は、神出鬼没に暗躍するが、狙われた対象が嫌われ者の商家や武家だったため、町人から喝采を受け続けていた。一方、将軍吉宗は天童兵庫の隠し事に興味を抱いていた。あの謎の姫は一体誰なのか…?書き下ろしで贈る、好評のシリーズ第二弾。

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