巡査の休日
ハルキ文庫
佐々木譲
2011年5月31日
角川春樹事務所
691円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
神奈川で現金輸送車の強盗事件が発生し、犯人の一人に鎌田光也の名が挙がった。鎌田は一年前、ストーカー行為をしていた村瀬香里のアパートに不法侵入したところを小島百合巡査に発砲され、現行犯逮捕された。だが、入院中に脱走し指名手配されたまま一年が経ってしまっていたのだ。一方、よさこいソーラン祭りで賑わう札幌で、鎌田からと思われる一通の脅迫メールが香里の元へ届く。小島百合は再び香里の護衛につくことになるのだが…。大人気道警シリーズ第4弾。
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(無題)
洞爺湖サミットを控え、制服警官が札幌市内にあふれるなか、逮捕時に受けた怪我の治療で入院中だった強姦殺人犯、鎌田光也が病院から逃走する。鎌田が札幌の街から姿をくらましたまま1年が経過した。札幌最大のイベント、よさこいソーランの本番が迫る中、鎌田にストーカーされていた村瀬香里の元に脅迫めいたメールが届く。彼女を守るため、道警の小島百合が演舞に加わり警護に当たることになる。鎌田逮捕をメインストーリーとして三つの事件が同時進行する。そして最後は、読者の予想を裏切って思わぬ決着となる。作者の得意とするところは、小島の担当する事件より、サブストーリーともいえるもう一人の主人公佐伯の正義感を胸に秘めた物語ではなかったろうか。また、真犯人の犯行動機は、読者に納得のゆくものでは無い。犯行動機に蓋然性をもたせるためには、彼女の心理に肉薄しなければならないだろう。
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