ストラングラー 死刑囚の推理
ハルキ文庫
佐藤青南
2020年9月15日
角川春樹事務所
748円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
警視庁捜査一課の箕島朗は、小菅の東京拘置所に向かった。 面会相手は死刑囚・明石陽一郎。十四年前に四件の殺人を犯したとされる男である。 事件当時大学生だった箕島は、恋人の久保真生子を殺されていた。 最近発生した〈ストラングラー〉と呼ばれる犯人による連続殺人は、明石の事件と共通項が多い。 懸命に感情を押し殺して尋問する箕島に、明石は驚くべき発言をする。 「十四年前の事件は冤罪だ。あんたに、おれの無実を証明する手助けをしてほしい」─。
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かつて恋人を殺害された警視庁捜査一課の箕島がその恋人を殺した死刑囚の明石が獄中で得られた情報だけで推理した犯人像を下に事件を解決するだけ。明石の冤罪の証明についてはなんの解決もなく終わる。書き下ろしだから完結すると思ってたけど、「死刑囚の推理」の副題に、新シリーズと帯に書いてあった通りシリーズとして続くなら、明石は死刑囚のままでないといけない。疑わしい人物が出てきては殺されて消えてゆくだけの展開しか待ってない気がする。
ミステリーの鉄則は最初の方からいる登場人物の中に真犯人がいることだと信じている。望月は14年前はまだ十代と推測、事件の時犯人にはなり得ない気もするので明石の模倣犯説と、純粋なキャラで親兄弟がいない設定だけど、実はお偉いさんの息子で14年前の殺人を揉み消してもらい、身代わりになった明石のファンを気取っており、また犯罪をはじめた説。あとはフリーライターの碓井と箕島しか主だった男性の登場人物はいない。碓井が犯人でも良いけど、箕島が実は多重人格者だった?!くらいの展開しか…
明石が冤罪となるには14年前の警察関係者が犯人であるのは動かせなさそう。明石の住まいに殺害に使われた凶器を置けた人物が真犯人、もしくは犯人を隠匿したい人物が明石を陥れた、二択の展開は決定的なんでしょうね?
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