
大江戸少女カゲキ団(四)
時代小説文庫
中島 要
2021年6月15日
角川春樹事務所
726円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
空から謎の灰が降り注ぐなか、七夕の夜に江戸の街を地震が襲った。 翌朝、芹は今まで見たこともないどす黒い空を見上げ、不安な気持ちに駆られながらも「少女カゲキ団」の稽古所へと向かう。 一方で才の父親が踊りの師匠・花円に「娘の縁談が決まりそうなので、あんたがけしかけている妙な遊びをやめさせろ」と詰め寄ってきた。 このままでは飛鳥山での芝居が出来なくなってしまう。花円が取った行動とは!? 夢を追いかけ、芝居をとおして羽ばたこうと懸命に生きる少女たちを描く、話題沸騰の時代小説シリーズ第四弾!!
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ななここ
大人になる一歩手前
本当に現代と違って大人になる(ならなくてはならない)のが早い。 17歳で結婚とか、家のためとか、、、。 寿命も短いだろうけれど、幼少でなく子供→青春みたいな時期が4~5年しかないんじゃないかなぁ。 あとは働いて結婚して子供育てて、、、。 一瞬の夢かもしれない。 でも「女たがら」と押さえつけられる現実から逃れて、芝居に情熱を燃やそうとする姿が良いです。 でも「やっぱりバレたら」とビビってしまうのもしょうがないです。 五人の娘のそれぞれの事情も絡み合い、「やっぱり止めるか」と「やりたい」を行きつ戻りつですが何とかお芝居をやり遂げてほしいなぁ。 芹ちゃんのお父さんの為にも。
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