
テクノロジーと差別
ネットヘイトから「AIによる差別」まで
宮下 萌 / 明戸 隆浩 / 石川 優実 / 川口 泰司 / 上瀧 浩子 / ソウ 慶鎬
2022年2月10日
解放出版社
2,640円(税込)
人文・思想・社会
本書では、インターネット上のヘイトスピーチ、サイバーハラスメント、AIプロファイリング、テクノロジーの直接差別的・間接差別的設計・利用やテクノロジーがもたらす構造的差別等、様々な角度から「テクノロジーと差別」の問題を包括的に取り上げ、全体像を把握することを試みた。 「テクノロジーと差別」というテーマは「古典的」かつ「新しい」問題であり、「テクノロジー分野から出発するアプローチ」と「差別撤廃から出発するアプローチ」という異なる二つの視点が必要となる分野である。技術的な側面のみから差別撤廃を目指すことは不可能であることはもとより、「テクノロジーと差別」というテーマにおいては、技術的な側面を無視して差別を根絶することはできない。 「差別は許されない」という「当たり前」の規範は、テクノロジーが発展する中でも変わらない。しかしながら、テクノロジーの進歩により差別の手口が巧妙化し、対処も難しくなってきていることも事実である。だからこそ、「差別は許されない」という当たり前の規範を実現するために、「テクノロジー」と「差別」が重なり合う問題について、多くの、そして多様な人がこの問題に関心を寄せて解決策を見出さなければならない。 第 1 部 ネット差別の現状と闘い 第 1 章 ネット上のヘイトスピーチの現状と課題 第 2 章 女性に対するネット暴力の現状 第 3 章 ネット社会で深刻化する部落差別 第 4 章 ネット上の複合差別と闘う 第 5 章 「ネット炎上」における人権侵害の実態 第 2 部 法規制という観点からネット上の差別を考える 第 6 章 ネット上の人権侵害に対する裁判の現状 第 7 章 地方自治体はネット差別とどう向き合うべきか 第 8 章 ドイツの「ネットワーク執行法」に学ぶ 第 9 章 ネット上の人権侵害に対する法整備の在り方 第 3 部 テクノロジー/ビジネスと差別 第10章 「AIによる差別」にいかに向き合うか 第11章 ビジネスは人権を守れるのか ? -イノベーションの落とし穴 第12章 テクノロジーは人種差別にどう向き合うべきか ?
close

ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
X

LINE
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
みんなのレビュー