
日本に現れたオーロラの謎
時空を超えて読み解く「赤気」の記録
DOJIN選書
片岡 龍峰
2020年11月4日
化学同人
1,650円(税込)
科学・技術
太陽黒点の爆発により磁気嵐に見舞われる地球.その様子を私たちはオーロラとして目にしているが,磁気嵐の規模が大きくなるほど,現代文明に深刻なダメージを与えかねない.歴史上,そんな巨大磁気嵐が実際に発生していたのだとしたら.京都でもオーロラが観測される規模の磁気嵐があったとしたら.1度ならず何度も…….鎌倉時代の歌人,藤原定家が『明月記』に記した「赤気」の記録に導かれ,江戸時代,昭和,飛鳥時代へと続く,時空を越えたオーロラ探索の旅が始まる. 〈巻頭解説〉オーロラが光るための三要素 第一章 『明月記』の赤気の謎 藤原定家と『明月記』 オーロラと磁気嵐 オーロラ4Dプロジェクト ハロウィン・イベント コロナ質量放出と磁気嵐 巨大黒点 宇宙の歴史を知る樹木年輪 科学者としての藤原定家 古天文学 時空を越えて 【コラム1】オーロラができる仕組み 第二章 『星解』に描かれたオーロラの謎 キャリントン・イベント 閃光と爆風 明和七年の赤気 クック船長とオーロラ 謎のオーロラ絵図 白気一筋銀河を貫き 史上最大の磁気嵐 江戸の人びとは赤気にどう反応したか 【コラム2】伊達政宗と地磁気 第三章 タロ・ジロ・たけしと赤いオーロラの謎 巨大オーロラの絵画 扇形オーロラは普遍的か 国際地球観測年 樺太犬との別れ 三毛猫たけし 日本初のオーロラデータ オーロラの色彩 オーロラは熱でも光る 写真に写らない光の柱 赤気の全体像を復元する 赤気は動く 次世代へ記録をつなぐ 【コラム3】オーロラの水彩画 第四章 『日本書紀』の赤気の謎 日本最古の天文記録は赤気 オーロラと神話 オーロラか彗星か 雉か碓か 雉の母衣打ち なぜ雉か 日本人の感性 【コラム4】寺田寅彦と文学 あとがきにかえて〜文理融合のかたち〜 〈付録〉赤気年表
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