フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか

交通・商業・都市政策を読み解く

宇都宮 浄人 / ヴァンソン 藤井 由実

2016年11月1日

学芸出版社

2,530円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 科学・技術

日本と同じくクルマ社会で、郊外には巨大なショッピングモールがあるのに、なぜフランスの地方都市の中心市街地は活気に溢れ、魅力的なのか。「駐車場と化した広場」から「歩いて楽しいまちなか」への変化の背景にある、歩行者優先の交通政策、中心市街地と郊外を共存させる商業政策、スプロールを防ぐ都市政策を読み解く。 はじめに 1章 日本とフランス、地方都市の今  1 日本の地方都市の現状  2 フランス地方都市の元気なまちなか 2章 「賑わう地方都市のまちなか」ができるまで 3章 「歩いて暮らせるまち」を実現する交通政策  1 歩行者優先のまちづくり  2 「乗って楽しい」自転車政策  3 BRTの徹底活用  4 トラムとトラムトレインの導入  5 都市とクルマ  6 都市交通計画を支える仕組み  7 誰のための交通か?  ・インタビュー:元ストラスブール市長 4章 中心市街地商業が郊外大型店と共存するしくみ  1 フランスの商業調整制度  2 あらゆる人にとって中心市街地を魅力的にする取り組み  ・インタビュー:アンジェ市商業・市街地活性化担当官 5章 「コンパクトシティ」を後押しする土地利用と税制  1 商業・交通政策と連携する都市計画  2 都市の拡散を防ぐ住宅政策  ・インタビュー:アンジェ都市圏共同体副議長  3 住宅開発企画の実際  ・インタビュー:住宅公社担当者  4 マスターアーバニストの役割 ・インタビュー:マスターアーバニスト 6章 社会で合意したことを実現する政治  1 自治体の広報戦略と市民参加・合意形成  2 アンジェ都市圏共同体の商店への対策と工事中の補填  ・インタビュー:アンジェ都市圏共同体交通局長  3 工事中の駐車対策  ・インタビュー:アンジェ市最大の商店街組合長  4 フランスではなぜ自治体がイニシアティブを発揮できるのか  インタビュー:アンジェ市長  7章 日本でできること  1 フランスから学ぶべき戦略  2 日本が採るべき具体的な戦術 おわりに

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