
超建築パース 遠近法を自在に操る26の手描き術
田中 智之
2021年8月2日
学芸出版社
3,300円(税込)
科学・技術
伸びやかに湾曲する地平、効果的な省略や誇張、透視など、手描きパース最大の魅力はCADでは表現しえない“適度な補正”を含んだ空間描写にある。正確さに基づきながらも自由な情報編集の応用術として“図法の拡張”をすすめる画期的な指南書。建築コンペやプレゼンテーション、地域ビジョンに「見えるわかりやすさ」を! はじめに「いい加減」なパース術 ■第1章 図の基本 01 ねらう/目的/何を伝える図かを考える 02 しる/種類/どんな表現や図法があるかを知る 03 えらぶ/選択/目的に応じた最適な図法の選び方 ■第2章 図を描く 04 みおろす/外観/俯瞰で見せる構図・描画・仕上の基本 05 のぞく/内観/目線からの構図・描画・仕上の基本 ■第3章 図の極意 06 かまえる/構図/見せ場が最もよく伝わるアングル探し 07 むくらせる/構図/「ここに居る」と感じさせる伸びやかな湾曲 08 たたずむ/骨格/自然な外観を表現するパースの基本 09 ふくらます/骨格/体験のクライマックスを肥大化させる 10 こちょうする/骨格/わざと図法を誤用して見どころを強調する 11 ねじふせる/骨格/複数の「見せ場」を共存させる 12 すかす/描画/全体の中に部分のアクティビティを見せる 13 はぶく/描画/コンセプトを際立たせる「線の引き算」 14 そえる/仕上/多様な添景によりいきいきとした雰囲気に 15 まとう/仕上/太線やハッチングにより奥行き感やメリハリを 16 いろどる/仕上/最小限の着彩で最大限の効果を ■第4章 図の展開 17 のぞむ/臨場感/画面より「手前」を描いてつくる没入感 18 つつむ/臨場感/身の回りを包む環境の可視化 19 めぐる/経験/歩き回るようなシークエンスを1枚に 20 ならべる/経験/空間のコラージュで全体像を感じさせる 21 つなぐ/雰囲気/パノラマ透視でなじませる周辺環境 22 かもしだす/雰囲気 時間のコラージュで伝える場や質 23 ぼかす/変幻/見るたびに印象が変化する印象画のごとく 24 またたく/変幻/見方により発見のある変幻性 25 まとめる/構想/全体を概観しつつ部分の雰囲気も伝える 26 いきいきと/構想/広域ビジョンを引き立たせるパースの「生気」 おわりに 「タナパー」の未来
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