ジェンダー化社会を超えて

教育・ライフコース・アイデンティティ

望月 重信 / 春日 清孝 / 原 史子

2016年4月9日

学文社

2,530円(税込)

人文・思想・社会

「ジェンダー」を学ぶ初学者を念頭においた入門書。 『変化する社会と人間の問題ー学校教育・ジェンダー・アイデンティティ』(2009)の大幅な改訂版。 「ジェンダーの問題は構成される」という観点から、読者に「気づき」を促し、同時に最新のジェンダー研究と傾向をわかりやすく解説・問題提起した。 個性ある「ジェンダーの視点」を学べるテキスト。 【執筆者】望月 重信,春日 清孝,原 史子 はじめに 序章 人間形成の社会的基礎 はじめに 1 人間形成を考える基本的枠組みとその問題構成 2 人間形成の社会的基礎の「自明の前提」とその問題性 第1章 ジェンダー論の地平を拓くージェンダーと教育の可能性を探るー はじめに 1 ジェンダー研究の水準と教育実践 2 近年のジェンダー研究から学ぶ 3 フェミニズムとジェンダーの関係 4 ジェンダー論構築の可能性ーまとめに代えてー 第2章 ジェンダーと教育(社会化)-ダブルバインドと実践性ー はじめに 1 性的社会化からジェンダー社会化 2 ジェンダー形成のメカニズム 3 隠れたカリキュラムの功罪と課題 4 「ジェンダーと教育」の課題ーまとめ 第3章 家族と福祉 はじめに 1 家族と家族の福祉的機能をめぐって 2 家族内での女性の福祉機能の強調 3 子育て家族の困難 4 これからの家族への支援のあり方とは 第4章 コミュニティとメディアー関係性の再構築のためにー はじめに 生きる場と関係の再構成 1 メディアとジェンダー 2 コミュニティとネットワーク 3 ネットワークと関係性の再編 4 ネットワークの重層性と関係性 第5章 「自立・共生」を超えてージェンダー論的展開可能性の検討ー はじめにー自立と共生を問う理由と意味ー 1 強いられる自立ー自立の批判的検討 2 共生の困難 3 「自立・共生」を越えて 4 自己=他者を生きるー関係性の再構築とセンシティブ 第6章 就業とライフコース はじめに 1 性別役割分担意識と就業継続の実態 2 日本における「貧困の女性化」の現状 3 就労継続のために必要な制度的課題 終章 「ジェンダー教育」の方法をめぐる基礎 はじめに 1 性役割にみる二元論 2 近代社会における個人の二元主義 3 ジェンダー問題の研究の基礎 4 課題 付章 ジェンダー関連の講義で良く出会うFAQ-リアクションペーパーを通して あとがき

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