
「道徳教育と社会」ノート
山内 乾史
2022年1月5日
学文社
1,980円(税込)
人文・思想・社会
道徳、道徳教育を教育社会学的な視点から分析した、これまでの道徳教育に関する研究結果、 さまざまな論文を掲載したテキスト。 第1章で、デュルケムの『道徳教育論』を訳出した意味を探り、 第2章では、校則をめぐる議論を取り上げる。 第3章では、社会問題化する前、及び社会問題化する過程のいじめ問題を取り上げ、校則や道徳との関連を考察。 第4章では、小学校の道徳教科書の内容分析、大学教職課程の「道徳教育の研究」教科書の分析を行い、 第5章では、ネットいじめの問題の考察、 第6章では、学力といじめの関係を分析した。 第7章では、道徳教育同様に価値の問題を取り扱う、国際理解教育の問題を考察した。 第1章 「道徳教育の研究」の研究(1)-麻生誠はなぜデュルケム『道徳教育論』を訳したのかー 1 本章の目的 2 麻生誠とは 3 デュルケム「道徳教育論」の要諦 4 日本の教育社会学者は「道徳教育」をどう捉えるか 5 デュルケム『道徳教育論』の今日的な社会学的意義 第2章 「道徳教育の研究」の研究(2)-校則は拘束かー 1 本章の目的 2 学校という組織と校則 3 校則,規則,道徳と学校文化 4 青春ドラマ(学園ドラマ)の系譜 5 小 括 第3章 「道徳教育の研究」の研究(3)-道徳教育といじめ問題ー 1 本章の目的 2 東京農業大学ワンダーフォーゲル部事件ーいじめ問題前史その1:学校の対応をめぐる問題ー 3 大阪産業大学高等学校事件ーいじめ問題前史その2:飼育型の萌芽ー 4 社会問題化する前の「いじめ」の概念 5 校則といじめ問題 6 道徳教育といじめ問題 7 麻生誠はなぜデュルケム『道徳教育論』 を訳したのか 第4章 「道徳教育」研究の社会学的考察ー大学教職課程教科書及び小学校検定教科書の比較研究ー 1 本章の目的 2 大学教職課程「道徳教育の研究(道徳教育論)」の教科書分析 3 「特別の教科 道徳」の教科書研究:ジェンダーの視点からー多様性を尊重する社会形成のためにー 4 結論と考察 第5章 青少年の特徴とネット世界の子どもたちー社会的スキルと携帯電話の関係を中心にー 1 「携帯電話」は単なる電話ではない 2 いじめと携帯電話 3 社会的距離の取り方と携帯電話 補論 滋賀県大津市のいじめ自殺事件について 第6章 若い世代のネット感覚についての考察 1 「本当の自分」とは 2 現代の若者のネット感覚 3 いじめの社会問題化ー「排除」から「飼育」へー 4 学力移動といじめ 第7章 国際理解教育の可能性ー米英仏のケース・スタディからー 1 国際理解教育とは何か 2 アメリカ合衆国のケース 3 イギリスのケース 4 フランスのケース 5 国際理解教育実施に関する問題点 補論 アジアにおける国民国家と教育
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