読む心・書く心

文章の心理学入門

心理学ジュニアライブラリ 2

秋田 喜代美

2002年10月18日

北大路書房

1,320円(税込)

語学・学習参考書

読むとはこと。書くとはこと。 認知心理学の知見を解きほぐして、文章と心の関係に迫る。 題名をみて「国語の参考書か入試攻略本かな」と思う人がいるかもしれない。本書は,文章を読んだり書いたりする時に,頭の中で何がおこっているのか,読む・書く時の心のしくみについて知ってもらうための本である。この本を読むことで読む時書く時に,自分の心を見つめるまなざしが変わってくるはずだ。 序章 読者のみなさんに伝えたいこと 「読むこと」「書くこと」のしくみを理解し読み書きの楽しさを知ろう  ・今からでも遅くない読解力と作文力アップ  ・しくみをわかる  ・心の中に辞書がある  ・読むことは対面交通  ・この本の構成 1章 読むことはつなぐこと 1 文から文章へとつなぐ  ・分けるとつなぐ  ・読みは組み立て作業か? 2 文を読むためのルール  ・知識が決め手  ・読んだことを活用する  ・推測のルールみつけ  ・ルールで学ぶ単語と漢字 3 文をつなぐ推論をしよう  ・さまざまな橋渡し  ・つなぐことのむずかしさ 4 埋め込まれた手がかりに注意しよう  ・シグナルとしての接続詞  ・挿し絵や図のはたらき 5 文章構造の知識を使う  ・予想を導く  ・まとまりを与える 6 読むことのコツ  ・読みの方略  ・要約の作り方 2章 理解を確かめる 1 自分の理解を評価する  ・理解をチェック  ・評価の観点  ・わかったつもりが邪魔をする 2 批判的読みをマスターする  ・疑う者は救われる  ・批判的読みを助けるモデル  ・別の視点がないかを考えよう  ・手がかりの言葉に目をつける  ・多様な解釈にも正誤がある 3章 書くことは気づくこと 1 作文の過程とは  ・書くという問題解決  ・書く過程を解剖する  ・行ったり来たりの過程 2 プラニングのコツ  ・プラニングのスタイル  ・書き出しで悩まない  ・道具の活用  ・具体的な表現選び 3 推敲は診断  ・推敲の達人  ・ズレを感じたら原因を診断しよう  ・人にうまく頼る 終章 「読み方上手」「書き方上手」になろう  ・この本を読み終えるにあたって  ・「苦手よ,さらば」  ・3つの「変える」

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