さよならも言えないうちに

川口 俊和

2021年9月15日

サンマーク出版

1,540円(税込)

小説・エッセイ

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Readeeユーザー

心温まるストーリーではある

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3.8 2024年05月16日

感動する物語、と言われて読む本こそ感動出来ないもので、、、これもその類ではあるけど、亡くなってしまった人が生きている時に戻って何かしら想いを伝えられると言う設定は、そのあと生きていくその人にとっては180度も違う感情を得られるきっかけになるんだな、と思ってびっくり。人が亡くなるのを防ぐことは出来ないにしても、残された者の感情がこんなんも変わることに驚いたとともに、その伝えた思いが本当に相手に伝わっているのか分からないのに、伝えた当人はだいぶスッキリした感情で、その死に対する向き合い方もだいぶ変わる、という。受け入れ難い現実は時間が解決するけれども、それはその人にとって、その現実に慣れた時期が訪れたタイミングなだけで。でも辛くも、その日々を送り、徐々に解消していく段階で感じる、考えるものも深く大事なのではないか、と思うので、、、そもそものこの本の設定に少し疑問を抱かなくもなかった。

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歌菜

過去に戻る

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3.4 2023年11月22日

珈琲が冷めるまでの時間、過去に戻れる喫茶店。 戻れるとしたら 私は誰に会うだろう?「ごめんね」って言わなきゃいけない人や「 ありがとう」を伝えそびれた人…色々な顔が浮かぶ。ただ、フニクリフニクラは実際にはないわけで。「もう戻れないこの一瞬を大切にして過ごしなさい」というメッセージを感じた。

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ぬうとりあ

後悔しない人生を

starstarstarstarstar 5.0 2021年11月14日

この物語では過去に戻れるが、その後の未来を変えることができない。 ただ、過去へ戻ることで心は変えることができる。 だから、後悔している人たちが過去に戻って、罪を告白して、赦されて、って言う結末になってるけど、 実際私たちが生きている世界はそういうものがないわけで。 本の世界では戻れて心は楽になるかもしれないけど、現実世界ではそんなことは起こらない。 その場しのぎをして後悔をして一生の傷を負っても私たちは一生傷ついたまま、過去に癒やされることはない。 だから私たちは後悔を作らないために、ひとつひとつの行動に慎重になりなさいって言われてるのではないかなという気持ちになった。

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