
アドルノ美学解読
崇高概念から現代音楽・アートまで
藤野寛 / 西村誠
2019年12月19日
花伝社
3,300円(税込)
人文・思想・社会 / ホビー・スポーツ・美術
没後50年、多角的な読解を通して析出するアドルノ美学の全体像 〈崇高〉、〈自然美〉、〈神学・形而上学〉、〈倫理・感性学〉、〈モンタージュ〉、〈表現と構成〉、〈SEA〉、〈不定形音楽〉、〈トータル・セリエリズム以降の音楽〉 アドルノ美学をめぐる研究環境は、アドルノの突然の死後、50年が経過する現在、少しずつ変わりつつあるのであって、本書もまた、そのような変化の中から生まれたものと言うことができる。アドルノの知的関心は多岐に渡り、個人で容易にカヴァーできるものではない。研究する側にも共同の作業が要請される所以である。本書は、関心の多様性を特徴とする。(「まえがき」より) 第1章 アドルノにおけるÄsthetik/Ethik 藤野 寛 第2章 〈我ガ望ミ空シカラマジ〉──アドルノの美学における消失点としての形而上学 杉内有介 第3章 表現から構成への移行──一九五八/五九「美学講義」に見るモデルネ芸術のアポリア 伊藤雅俊 第4章 自由のイメージとしての不定形音楽 守 博紀 第5章 アドルノの音楽的経験と前衛音楽の音楽思考について──『部分全体』概念を手がかりに 西村紗知 第6章 〈モンタージュ〉論から見るアドルノ美学──モデルネ芸術と死の原理 鈴木賢子 第7章 アドルノの美学とソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)の接続可能性 長 チノリ 第8章 二重化する「風景」とその行方──ヨアヒム・リッターとの比較を通じて 府川純一郎 第9章 アドルノと崇高──カントと対照しつつ 西村 誠
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