認知症の正しい理解と包括的医療・ケアのポイント 第3版

快一徹! 脳活性化リハビリテーションで進行を防ごう

山口晴保 / 佐土根朗 / 松沼記代 / 山上徹也

2016年10月7日

協同医書出版社

3,850円(税込)

医学・薬学・看護学・歯科学

認知症の病態や症状をよく理解し、高齢者の抱える心の問題を共有し、地域包括ケアの時代に即した多職種による包括的医療・リハ・ケアを提供するための具体的方法を示しています。 認知症に関わり、さらに理解を深めようというすべての医療・ケアスタッフ必読の書、第2版刊行時からの進歩を盛り込んだ改訂版です。 専門知識をわかりやすく記述し、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、保健師、ケアマネジャー、ソーシャルワーカー、ケアワーカーなど、認知症に関心をもつすべての医療・ケアスタッフの方々のニーズに応じて読んでいただけるよう、第1部では「認知症の概要と基礎知識」について、第2部では「認知症の症状とそのケアのポイント」について、第3部では「脳活性化リハビリテーションの理論と実践のポイント」について、第4部では「評価、診断、関連疾患、治療、食生活など」について、それぞれまとめています。 原因疾患に応じたケアの重要性に照らし、特に、第1部と第4部では認知症の病態・診断・薬物療法に関する記述を充実させ、第2部では個々の症状とそのケアをペアにして解説し、第3部の脳活性化リハについても豊富な実践を紹介しています。 医学的な知識からリハ、ケア、食生活まで包括的な取り組みをすべて紹介していますので、この一冊で認知症の全体像を捉えることができます。 また、実践の根拠となる神経科学の考え方も詳しく解説するなど、各項目を基礎的な内容とさらに一歩進んだ内容に分けて記述しており、読者の興味に応じてスキルアップが図れるようになっています。 このたびの改訂版では、第1部の概論に米国精神医学会の新しい診断基準であるDSM-5を反映させ、第2部のケアにユマニチュードを含む新しいケアを取り込んでケア技術の向上を図り、第3部の脳活性化リハビリテーションではこれまでの研究成果を盛り込んでさらなる磨きをかけ、第4部の診断・治療では、原因診断に即したマニュアル医療ではなく、個々人の症状に即した認知症医療の重要性に鑑み、加筆・修正を行っています。 多職種による包括的医療・リハ・ケアという本書の内容は、2016年度の診療報酬改定で新設された「認知症ケア加算」にも合致するものとなっており、認知症の入院患者への適切な対応を身につけることができる内容となっています。

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