鹿島神宮と水戸

錦正社叢書

梶山孝夫

2024年2月13日

錦正社

990円(税込)

人文・思想・社会

常陸国の一の宮である鹿島神宮と水戸藩の関係にせまる。 肇国の創建と伝える鹿島神宮に、水戸藩の歴代藩主と家臣が崇敬の誠を捧げてきた。その鹿島神宮と水戸藩、松尾芭蕉、佐久良東雄との関係に焦点を当てる。光圀研究に、ひいては水戸学における神道の背景を探究する上で必読の書。 まえがき 第一章 義公光圀と鹿島大宮司則直・則長父子 はじめに 一 鹿島大宮司家と水戸藩 二 大宮司則直と水戸 三 則直の鹿島文庫創設 四 義公光圀と大宮司則長 五 則長の大宮司職復帰運動 六 大宮司則長の水戸・太田訪問 七 義公光圀の則長宛書簡 おわりに 第二章 鹿島文庫についてーその意義と水戸との関係ー 一 鹿島文庫における講釈と書籍奉納 二 和書の奉納 三 奉納の書籍 四 鹿島文庫の終焉 五 まとめー鹿島文庫の意義ー 第三章 水戸学派における鹿島神宮の崇敬 はじめに 一 藩主の参詣と信仰 二 藩士の参詣と信仰 三 弘道館への分霊勧請 四 佐久良東雄にみる鹿島神宮と水戸藩 おわりに 第四章 藤原鎌足鹿嶋出生説をめぐって 第五章 祭頭祭の起源 一 問題の所在 二 祭頭祭の起源 三 まとめ 第六章 平田篤胤・鉄胤と常陸 はじめに 一 常陸への旅 二 水戸藩との接触 三 門人帳について 四 著述にみえる常陸 五 鉄胤と常陸 おわりに 第七章 松尾芭蕉『鹿嶋詣』の歴史学的考察 はじめに 一 『鹿嶋詣』の書名について 二 『鹿嶋詣』の行程 三 果たして芭蕉『鹿嶋詣』は鹿嶋行の初回か 四 『鹿嶋詣』の構想 おわりに あとがき

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