世界の古代遺跡ミステリー

失われた文明と遺跡の不思議ガイド

中村省三

1992年8月31日

青泉社(千代田区)

1,922円(税込)

人文・思想・社会

エジプトのギザにそびえるクフ王の大ピラミッドが、沈黙したまま秘め続ける千古不易の謎はどこまで解明されたのか。イギリスのリールズベリ平原に立つ巨石遺構ストーンヘンジは、新石器時代人が建造した巨大な天文観測コンピュータなのか。アナトリア高原に大帝国を築いたヒッタイト文明は、なぜ歴史の闇に葬られてしまったのか。あるいはまた、太平洋の孤島イースター島に無数に残っている不思議な顔立ちをした巨人石像モアイや、南米のナスカの砂漠をカンバスにして描かれた上空からしか全貌のわからない巨大地上絵は、誰によって、いったいなんのために製作されたのか。さらにまた、東南アジアに目を向けると、壮大な宗教遺跡ボロブドールとアンコールが、そのドラマティックな再発見のいきさつをも含めて、ひときわ際立っている。そして、アフリカで発見された「石の家」グレート・ジンバブエ遺跡、ヨルダンの幻の都市ペトラの廃墟、中南米の古代文明など、失われた文明のロマンとミステリーを紹介する古代遺跡の不思議ガイドブック。

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