江戸っ子菓子屋のおつまみ噺

細田安兵衛

2009年5月2日

慶應義塾大学出版会

3,080円(税込)

人文・思想・社会 / 科学・技術

和菓子の老舗の歴史から読み解く文化史。▼安政4年創業の和菓子舗・榮太樓の150年の歴史を商業史、生活文化史の視点から、様々なエピソードを中心に綴る「お菓子の文化史」。▼幕末〜明治・大正・昭和の時代背景と商人の生き方、商家の年中行事、本拠地日本橋への思いなどが「粋」でウンチクに富んだ筆致で描かれる。本書は、日本図書館協会選定図書です。 榮太樓總本鋪のウェブサイトはこちらをご覧ください。 榮太樓の物語から日本橋の今を見る   荒俣 宏 はじめに1 創業者の才覚 一 「樓」の字事件 二 榮太樓初代と金鍔 三 玉章画「千羽鶴」屏風事件 四 栄太郎が生れた「家」  五 暁斎画「枯木寒鴉図」との縁 六 菓子の新作  七 ロンドン万国博出品と「榮太樓工場の図」  八 金座・後藤家の没落と栄太郎ーー赤玉石と応挙の絵 九 菓子税と和菓子商2 明治、大正、昭和の激動期を歩む 一 祖父、四世細田安兵衛(榮太樓二代目) 二 息子からみた父像 三 関東大震災 四 写真と図に見る店および工場 五 常時販売商品 六 「のれん分け」 3 菓子屋の商いと生活 一 商いの仕方 二 活字を使った宣伝広告 三 配達・配送(発送)の記録 四 榮太樓初代の妻すずの話 五 「商店小僧の三食調べ」 六 就業実態と作業内容 七 元服式4 太平洋戦争と菓子業の苦難  一 戦時統制の中で 二 四世細田安兵衛の戦中日記5 復興、そして新時代への対応 一 再建への苦闘 二 新技術の導入 三 営業活動のあり方 四 栄太楼ビルの竣工 6 看板の継承 一 商標の由来 二 看板の大切さ 三 人気番付表 四 榮太樓が登場する文芸芸能作品 五 菓子職人の伝統技 六 榮太樓の正月行事 七 細田家の宗教行事 7 日本橋の私 一 日枝神社の氏子として 二 日本橋の誇り 三 日本橋ルネサンス8 和菓子がとりもつコミュニケーション 一 和菓子の組合 二 和菓子の日と嘉祥の儀 三 三五会、東都のれん会、松栄会 四 宗

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