戦略史としてのアジア冷戦
赤木完爾 / 今野茂充
2013年9月30日
慶應義塾大学出版会
3,960円(税込)
人文・思想・社会
核戦争の可能性が存在したにもかかわらず、朝鮮戦争やヴェトナム戦争などの「熱戦」を経験することとなったアジア。そこでは、度重なる危機のなかで、核兵器の脅威が、威嚇や抑止のための道具として東西両陣営で何度も利用され、関係諸国の戦略的判断にも大きな影響を及ぼした。主戦場といわれたヨーロッパ以上に大国の「戦略」が激しくぶつかり合ったアジア冷戦を、諸国家の国益とパワー行使に焦点を当てて論じる。
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