美しき闘争

タナハシ・コーツ / 奥田 暁代

2017年6月22日

慶應義塾大学出版会

2,970円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会

「いま何て言ったか聞いたか。 マルコムが死んだんだ。」 ブラック・ナショナリストの父ポール・コーツと、 自らの身を守って生きる、息子タナハシ。 クラックと銃に溢れ、一瞬にして奈落に落ちるアメリカ社会の 容赦ない現実を力強く生き抜く、父と息子の物語。 ヒップホップやラップのリリックを駆使した、疾走感溢れる文体、 自由の国アメリカの不自由さを冷徹に抉り出す、クールな批評精神ーー。 『世界と僕のあいだに』で全米図書賞を受賞し、 現代の黒人社会を代表する知識人と目される、 タナハシ・コーツの衝撃のデビュー作。 第1章 あるところに、道を誤った男の子がいた…… 第2章 たとえジャズかクワイエット・ストームだとしても…… 第3章 アフリカ登場、みんな仰天する 第4章 僕の名前を言えない人たちに、教える 第5章 デイジーの時代、到来する 第6章 重力で浮かぶ、スランプはいちどもない…… 第7章 バンブー・ピアス、少なくともふたつ 第8章 コンドームを使って、ビールを少しずつ  訳注  訳者解説 奥田暁代

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