「アーサー王物語」に憑かれた人々

19世紀英国の印刷出版文化と読者

慶應義塾大学教養研究センター選書 23

不破 有理

2023年4月6日

慶應義塾大学出版会

770円(税込)

人文・思想・社会

・アーサー王伝承の舞台裏に迫る! ・転機に関わった人々に着目し、いかにしてこの伝承が読み継がれてきたのかを読み解く。 はるか昔のイギリスを舞台としながらも、今なお新しい作品が登場し、人々を魅了し続けるアーサー王伝承の持つ魅力とはなにか。新たな書誌学的アプローチを通して、伝承の転機に関わった声なき人々の声を届ける。 はじめに 第1章 作者トマス・マロリーとは 第2章 『アーサー王の死』の誕生 第3章 『アーサー王の死』の出版競争第一幕ーーウォルター・スコット対ロバート・サウジー 第4章 『アーサー王の死』の出版競争第二幕ーーウィルクス版対ウォーカー版 第5章 『アーサー王の死』の出版競争第三幕ーーファーニヴァル対ストレイチー おわりに 文献紹介

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