岐路に立つ「動物園大国」

動物たちにとっての「幸せ」とは?

太田匡彦 / 北上田剛 / 鈴木彩子

2022年3月18日

現代書館

1,980円(税込)

科学・技術

日本初の動物園として開園した上野動物園は2022年3月20日、140周年を迎えます。現在、動物園で生まれて祝福されるのも束の間、様々な事情から飼いきれなくなって、園外へと運び出されていく動物がたくさんいます。いったい日本の動物園では何が起きているのか? 本書では、大量の公文書のなかに動物たちの移動を追い、北は北海道から南は鹿児島まで全国の動物園を取材し、日本の動物園の「いま」を浮き彫りにします。 「余剰動物」たちが「動物交換」によって通貨のように扱われている現実をあぶり出し、動物商というビジネスの内幕や、日本の動物福祉の実情についても深掘りしています。 第1章 余る動物ーーライオンは「猫より安い」 第2章 商われる動物ーー動物交換、転売の末、死に追い込まれたシマウマ 第3章 日本が「レッサーパンダ王国」になった理由ーーマッチングされる動物 第4章 動物たちの「苦痛」を軽減するためにーー急がれる動物福祉の充実 第5章 自然環境や野生動物を守るため、動物園にできること 第6章 そもそも動物園は必要なのか?--岐路に立つ「動物園大国」

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