
インパール作戦悲劇の構図
日本陸軍史上最も無謀な戦い
久山忍
2018年7月31日
潮書房光人新社
2,420円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会
合理性なき絶望の戦場。ビルマ(現ミャンマー)から山岳地帯を越え、一気にインドの英印軍要衝インパールを攻め落とすー昭和19年3月に10万の兵力を投じ、3週間の予定で始まった作戦は補給皆無のまま4ヵ月におよび、雨季に突入した飢餓の戦場で3万人の日本兵が命を落とした。作戦中止を求める師団長を次々に解任し部下の異論を抑圧する軍司令官、上司の意向を忖度し官僚的態度に終始する幕僚、そして肉体の限界を超える戦いぶりを見せながら司令部の無策に斃れてゆく前線の兵士たち。太平洋戦争の縮図ともいうべき悲劇の全貌!
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