僕は少年通信兵だった
南方戦線で戦った17歳の無線通信士
光人社NF文庫
中江進市郎
2008年3月31日
潮書房光人社
817円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫
戦争の激化にともなって、兵役年齢未満の日本全国の少年たちは勤労動員に出されて軍需工場などの第一線現場で働かされた。昭和十九年十月、官立無線電信講習所を、繰り上げ卒業させられた十四歳〜十八歳の三八式銃の撃ち方も知らない少年たちは、無線通信士となって内地・戦地の各方面に派遣された。比島・沖縄では無線機を担ぎ戦火の下で多くの者が若き命を散らした。
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