米中経済摩擦の政治経済学

大国間の対立と国際秩序

中本 悟 / 松村 博行

2022年3月4日

晃洋書房

3,080円(税込)

ビジネス・経済・就職

相互依存と激しい対立のゆくえ,そして日本 二つの大国の相互依存の深化は,グローバル・サプライチェーンを発展させた.しかし,政治・経済・安全保障の分野の激しい摩擦と対立は,世界経済を不安定化させている.本書は両大国の相互依存と対立の構造を政治経済学的に分析し,米中経済摩擦と国際秩序のゆくえを探る。 序章 本書の課題 第1部 米中貿易の解明ーー相互依存の深化ーー  第1章 アメリカン・グローバリゼーションと中国経済体制      --米中貿易の国際的枠組みと国内的基盤ーー  第2章 米中間における貿易不均衡の構造      --アジア太平洋地域における国際分業と企業行動ーー  第3章 付加価値貿易から見た米中貿易      --もう1つの「国際分業」の形  第4章 大国の食料貿易      --食料安全保障と世界的なインパクトーー 第2部 激化する技術・知的財産をめぐる覇権争い ーー「中国脅威」「デカップリング」の醸成ーー  第5章 自由な越境移転か,ローカライゼーションか      --「データ」をめぐる米中の角逐ーー  第6章 中国のハイテク産業と技術の現状      --米中ハイテク摩擦と半導体産業の技術デカップリングーー  第7章 科学技術領域にみる米中対立の構図      --相互依存からデカップリングへの転換はなぜ生じたのかーー  第8章 米中経済のデカップリングとアメリカ製造業の「復活」      --サプライチェーンの再構築と国内回帰ーー 第3部 米中の大国間対立と国際秩序ーー米中対立の国際的波及ーー  第9章 米中関係の現段階      --中国の国際秩序変更者としての台頭とアメリカの「強硬な関与政策」--  第10章 「一帯一路」と受け入れ途上国      --援助か「債務の罠」かーー  第11章 米中2つの資本主義体制の経済摩擦       --その構造と日本の課題ーー

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