こころに添う

セラピスト原論

山中康裕

2000年9月10日

金剛出版

2,860円(税込)

人文・思想・社会

ユング派やロジャース派といった学派に関係なく、サイコセラピー一般の原点を形成し、治療機転となっていく態度こそが、「こころに添う」というセラピストの在り方である-と著者は説く。この「こころに添う」ためにどういう意識が必要なのかをつづった標題論文をはじめ、クライエントを尊敬し、クライエントはセラピーそのものさえも教えてくれるとする著者の論文は、本来あるべきセラピストの姿を的確に映し出すものだろう。また、第2部には「臨床に疲れた心理療法家のために」と題した座談会を収録。ここで述べられている言葉は、クライエントとの関係性がうまくとれなかったり、自信の喪失などで、立ち行かなくなったセラピストを勇気づける。そうした視点から始まった「語り」は、セラピストとセラピー本質に行き着き、まさに「セラピスト原論」というにふさわしいものとなっている。著者の30年にもわたる治療経験から生み出された叡智を記した本書は、すべてのこころの治療者に多くの示唆を与えるものである。

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