自殺の危機とカウンセリング

自殺念慮への対応とディブリーフィング

下園壮太

2002年11月30日

金剛出版

3,080円(税込)

人文・思想・社会

近年警察庁の報告によると、わが国の自殺者は、3万人を超え、これは交通事故死の3倍にのぼる。自殺は、心の問題において最大で最後の不幸な結末である。さらに自殺は当事者だけでなく周囲の人々の心にも大きな傷跡を遺す。著者はカウンセラーとしての豊富な経験を基に、自殺企図者へのカウンセリングはもとより、周囲の人々への援助、医師との連携、等、「自殺の危機介入」におけるカウンセラーの役割と対応の技術をわかりやすく紹介する。そして本書の大きな特徴は、遺された人々へのグループワーク、自殺のアフターケアとして最近注目されている、ディブリーフィング(debriefing)について実際の実施方法やプロセスを具体的に述べていることである。自殺を理解し、危機的状況に対処するための実践的臨床書である。

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