ロールシャッハ法と精神分析的視点(上(臨床基礎編))

ポール・M.ラーナー / 溝口純二

2002年11月30日

金剛出版

3,850円(税込)

人文・思想・社会

本書は、ロールシャッハ法の理論と実際における最新の臨床成果を網羅した大冊であり、メニンガー・クリニックに学んだ著者がRapaportの影響を受け、ロールシャッハ法と精神分析の関係を追究したものであるが、また、ロールシャッハ査定と解釈において、現在普及しつつあるエクスナーによる実証的アプローチと精神分析的アプローチの統合を目指したものでもある。上巻(臨床基礎編)の主題は、精神分析的見方をロールシャッハ法にどのように適用するかという臨床的実際的側面におかれている。施行法、スコアリング、内容分析と縦列分析、解釈過程についてのマニュアルとしての構成とともにロールシャッハ法への精神分析的アプローチの入門編という面を備えている。そして、臨床現場で常に検査者を悩ます、測定主義か臨床主義かのテストに対する基本態度や、治療と査定の相互関係、テストの客観性と検査者の主観の問題など、読者にとって重要な臨床課題が数多く詳述された内容となっている。

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