こころの発達と精神分析

現代藝術・社会を読み解く

木部 則雄

2019年11月11日

金剛出版

4,180円(税込)

人文・思想・社会

モーリス・センダック三部作から、宮崎駿「千と千尋の神隠し」、村上春樹『海辺のカフカ』『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、そしてルネ・マグリットとヘンリー・ダーガーの世界へーー幼児期から思春期を経て大人に至る、長き心的発達過程を素描する。 フロイトとエディプス・コンプレックス、アンナ・フロイトとメラニー・クラインの「論争」、母子関係と発達理論、不安と妄想分裂ポジション、現実を知ることと抑うつポジション、二つのポジションと対象喪失ーーフロイトから分岐したクライン派理論の「種子」を芸術作品という「鉱脈」のなかに発掘する。幼児から思春期を経て大人に至る長き心的発達を素描した、比類なき精神分析入門。 第一章|幼児のこころの発達ーーモーリス・センダックの世界 第二章|前思春期のこころの発達ーー「千と千尋の神隠し」の世界 第三章|思春期のこころの発達ーー『海辺のカフカ』の世界 第四章|思春期から大人へのこころの発達ーー『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の世界 第五章|自閉症世界と藝術ーールネ・マグリットあるいはヘンリー・ダーガー 第六章|現代人のメンタリティーー心的構造論、エディプス神話からの精神分析的考察

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

2

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください