アタッチメントと親子関係

ボウルビィの臨床セミナー

ジョン・ボウルビィ / マルコ・バッチガルッピ

2021年7月28日

金剛出版

4,180円(税込)

独立派の精神分析家として、そしてアタッチメント理論の創始者として名高いジョン・ボウルビィー彼は、時に謙虚に、時に大胆に、分析理論やアタッチメントの視座を臨床実践に応用しているが、その内容を伝える著作物はきわめて少ない。本書は、編者らの企画で1985年にイタリアのミラノで開催されたボウルビィのセミナーの記録を中心に構成される。加えて、編者と長年にわたって続けられた往復書簡や、セミナーの共同企画者によるアタッチメント理論を応用した体験ー力動心理療法についての寄稿など、ボウルビィの仕事と人物像を知るうえで欠かせない貴重な資料も添えられている。三つの臨床ケースが提示されるセミナーでは、ボウルビィによってアタッチメント理論と防衛プロセスについての見解が述べられ、ケースヒストリーに沿ったライヴ・スーパーヴィジョンともいうべき白熱した議論が展開される。そこで示されるボウルビィの鋭い洞察力と卓見に加えて、ケースで提示される患者への深い思いやりに触れることで、読者はその臨床の一端を垣間見ることができるであろう。

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