ICD-11・DSM-5準拠 新・臨床家のための精神医学ガイドブック

池田 健

2022年5月12日

金剛出版

3,960円(税込)

医学・薬学・看護学・歯科学

精神病理学に由来する「深く掘り下げて精神症状を追究する傾向」に対して「操作的診断基準」(ICDおよびDSM分類)による診断傾向が一般化しつつあるが、成立の経緯や時代背景、その思想的背景が十分には知られないまま、コメディカルスタッフの間にも浸透している。 この大きな動向に対する臨床現場からの声を原動力に書かれた『臨床家のための精神医学ガイドブック』を大幅に改訂。改訂のポイントは、新たに公刊されたICD-11・DSM-5に準拠した、20の精神疾患のカテゴリーへの再構成、そしてICD-11・DSM-5と対照しながら自ら経験している臨床事例を考えられるようになった点にある。 臨場感あふれる詳細な事例を呈示して、精神疾患・身体疾患の医学的知識、症状のケアに求められる心理学的知識、薬物の作用/副作用などを解説しながら、臨床現場における診断/対応例の実際を紹介する。知識を積み上げながら症状の診かた・診断の考えかたを基礎づけていく、精神医学ガイドの新定番。 第1部 精神医学の基礎知識と操作的診断の概要ーーICD・DSM分類の背景と改訂を踏まえて  第1章 操作的診断を知る前に押さえておくべき基礎知識ーー精神医学の歴史を中心に  第2章 ICD・DSM分類改訂の概要について  第3章 精神科薬物療法の動向 第2部 ケースから学ぶ診断・知識・考え方  ケース1 知的能力障害群とその対応  ケース2 自閉スペクトラム症(自閉スペクトラム障害)  ケース3 注意欠如・多動症(注意欠如・多動性障害)  ケース4 統合失調症スペクトラム障害(統合失調症と自閉スペクトラム症)  ケース5 統合失調症スペクトラム障害(統合失調症および関連するパーソナリティ)  ケース6 統合失調症スペクトラム障害およびほかの精神病性障害群(統合失調感情症)  ケース7 抑うつ障害群(うつ病のスクリーニング)  ケース8 抑うつ障害群(定型うつ病,薬漬け治療の弊害)   ケース9 抑うつ障害群(非定型うつ病)  ケース10 抑うつ症群(気分変調症・認知行動療法)  ケース11 不安症群・不安障害群(不安神経症)  ケース12 強迫症(強迫性障害)・強迫性パーソナリティ障害  ケース13 身体症状症および関連症群/転換性障害とパーソナリティ  ケース14 食行動障害・摂食障害群(拒食症・過食症)  ケース15 物質関連障害,嗜癖性症候群(アルコール依存症)  ケース16 神経認知障害群(アルツハイマー病・仮性認知症)  ケース17 神経認知障害群(認知症の診断と介護者への対応)  ケース18 境界性パーソナリティ障害(パーソナリティ症概念の変化)  ケース19 演技性パーソナリティ障害・症状精神病  ケース20 詐病 第3部 心理士や精神科医のストレスとライフサイクル別の対応

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