認知行動療法の哲学

ストア派と哲学的治療の系譜

ドナルド・ロバートソン / 東畑 開人 / 藤井 翔太 / 小川 修平 / 木甲斐 智紀 / 四方 陽裕

2022年7月11日

金剛出版

3,960円(税込)

人文・思想・社会

認知行動療法は、古代ストア哲学の末裔であるーー 霊と呪術から心を解放した近代科学の正嫡・認知行動療法には“知られざる系譜”が存在した……心の正面ドアをノックする「理性のコントロール」か? はたまた心の裏階段から忍び込む「非理性のカタルシス」か? アーロン・ベックとアルバート・エリスが愛したストア派の賢者たちーーマルクス・アウレリウス、エピクテトス、セネカーーに導かれ、心の治癒の一大精神史を体感する。 「この本は古代から連綿と続いてきた「理性による治療」の解説書であると同時に、ワークブックとしても使うことができる。千々に乱れる情念を理性でコントロールする。そのために、読者が理性の筋トレとストレッチを行えるようになっている。だから、同じように、読者であるあなたにも「理性に癒される」体験をしてもらえたならば、監訳者としてはそれで十分な気もする(それはおそらく原著者の願いでもある)」(東畑開人「理性に癒されるーー解題に代えて」より 序論ー哲学と心理療法 ▼第1部ー哲学と認知行動療法 第1章ー認知行動療法の「哲学的起源」 第2章ー認知行動療法の起源 第3章ー哲学的治療小史 第4章ーストア哲学と心理学 ▼第2部ーストア派はどのように治療をしていたか? 第5章ー理想的賢者を観想する 第6章ーストア派の〈いま・ここ〉へのマインドフルネス 第7章ー自己分析とソクラテス的論駁 第8章ー自己暗示・予期瞑想・回顧的瞑想 第9章ー災厄の予期(プラエメディタティオー・マロルム)と心的リハーサル 第10章ーストア派と第三世代の認知行動療法 結論ー運命は望む者を導く 付録ーストア派セラピーのツールキットーー日々の自己改善に向けた養生法 理性に癒されるーー解題に代えて/東畑開人 監訳者あとがき/藤井翔太

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

3

未読

3

読書中

1

既読

1

未指定

6

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください