リーディング・ビオン

ルディ・ヴェルモート / 松木 邦裕 / 清野 百合

2023年11月7日

金剛出版

5,280円(税込)

人文・思想・社会

ウィルフレッド・ビオンは現代の心理療法,精神病理学に影響を与え続ける偉大な精神分析家であり,彼の著作を読むことは,臨床家にとってほかに置き代わることのない体験と言える。 本書は,その体験の同伴者となり,ビオンの功績の中に読者自身が道を見出すのを助けることを目的とする。 本書では,ビオンの理論の中心となる4つの書ーー『経験から学ぶこと』,『精神分析の要素』,『変形』,『注意と解釈』のほか,数多くの著作や講演録を網羅し,年代順に辿りながら詳細に解説していく。 読者は,この一冊を通じてほぼすべてのビオンの仕事に触れ,心的機能に関する彼の独創性に富む洞察や技法の発展への理解を深めることができる。 難解さでも知られるビオンの言葉を紐解くための有意義な背景情報を含み,彼の仕事を初めて知る人々,経験豊かな精神分析家や心理療法家にとっても最良の一冊となる手引。 日本語で読まれる読者の皆さんへ 監訳者まえがき Boxリスト 謝辞 序論 第1部 中間休止以前ーー知における変形 第1章 伝記(1897-1966) 第2章 集団における体験とその他の論文(1961) 第3章 精神病に関する論文(1953-1960) 第4章 経験から学ぶこと(1962) 第5章 精神分析の要素(1963) 第6章 変形(1965) 第2部 中間休止以後ーーOにおける変形 第7章 伝記(1967-1979) 第8章 注意と解釈(1970) 第9章 再考ーー精神分析に関する論文集への「解説」(1967) 第10章 未来の回想(1977) 第11章 講演,セミナー,そして講演の準備としてのいくつかの短いテキスト(1973-1979) 第12章 自伝 第13章 ビオンの考えのさらなる展開 結論 追録 ビオンを聴き,読むこと(ジェームズ・グロトスタイン) 私がビオンに負うもの(アントニーノ・フェロ) ビオンを発見するーーある私的な回想(H.B. ルヴィーン) 文献 訳者あとがき 索引

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

3

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください