日本列島では原発も「地層処分」も不可能という地質学的根拠

土井 和巳

2014年7月30日

合同出版

2,200円(税込)

科学・技術

日本列島は地球上でもとくに活動の激しい地殻変動帯に位置している。加えて四面を海洋に囲まれていることもあって多量の降水量が毎年記録されている。これらのわが国土の特性は本書で紹介する高レベル放射性廃棄物などを人の社会から隔離しておく条件から見て誠に不向きなものと言わざるを得ない。……  放射性廃棄物の後始末が不可能な所で今後も原子力発電を行うということは次世代にこの処分を先送りにする、「後は野となれ山となれ」とその責任を放棄することにほかならない。しかし、この道をとるとしても現在各地の原子力発電所などに積み上げられている過去の原子力発電で発生した高レベル放射性廃棄物の処分は、その受益者である現代に生きる私達が負わなければならない。(「はしがきにかえて」より)

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