放射線像
放射能を可視化する
森 敏 / 加賀谷 雅道
2015年2月27日
皓星社
1,980円(税込)
科学・技術
歴史上初めて「放射能汚染の実態」視覚化し、記録した写真集。 動植物(ヘビ、桜など)から日用生活品(軍手・長ぐつなど)まで、50点余りを掲載。 音もなく、臭いもなく、目にも見えない放射能。これを可視化する「オートラジオグラフィー」という手法がある。 この手法によってサンプルを撮像すると、白黒の像がうかびあがる。これが「放射線像」である。一見、墨絵のようにみえるが、黒い部分が放射能汚染を受けた箇所だ。より黒い部分は、より強く汚染されていることを意味する。 本書は、福島第一原発事故で汚染されたサンプルを対象にした「放射線像」の記録である。 全ての像に、採取地と詳細な解説があり、サンプルの実物カラー写真も掲載している。 これだけの量の放射線像が、書籍として一度に公開されるのは、今回が初めて。 2011年 2012年 2013年 2014年 解説「放射線像プロジェクトの始まりとそこから見えてきたもの」加賀谷雅道 解説「妖に美し:なぜ放射線像をとり続けるのかについての個人史」森敏
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