まずは、管理部門の組織から

谷中 教隆

2013年6月18日

現代書林

1,430円(税込)

ビジネス・経済・就職

管理部門強化のスペシャリストによる 会社を管理部門から強くする方法ーー ◎管理部門への間違った意識がはびこっている  管理部門は、利益を上げないコスト部門であるーー。多くの方は、こう思っているのではないでしょうか?  数々の企業で管理部門に特化した業務支援を行ってきた著者の谷中教隆氏は、これは間違った意識であると指摘します。こういう意識の中では、管理部門は営業部門の邪魔をしないように、日々ルーチンワークだけをこなすことになります。しかし、営業部門だけが突出していては、永続的で健全な会社の発展は期待できません。営業部門と管理部門のバランスがうまく取れていて初めて、会社に発展する力が生まれるのです。  そこで本書では、経営者にも、営業部門にも、さらには管理部門自身にも間違った意識がはびこる管理部門が、いかに重要な役割や目的を持っているかを示すことで、その存在の重要性を明らかにしていきます。 ◎管理部門の各部署には本来の役割と目的がある  では、管理部門の役割・目的とは何でしょうか? 明確に答えられる方は少ないかもしれません。谷中氏は、各部署が誕生する成り立ちを見ていくと、それがよくわかると言います。  そこで本書の第1章では、ある会社の起業から発展までを“小説風”物語にして、管理部門の各部署の成り立ちを面白おかしく理解してもらうようにしました。  その上で第2章では、管理部門が秘めている会社を発展させるパワーについて詳しく解説しています。さらに第3章?第6章では、経理部、人事部、システム部、総務部という代表的部署の本来の役割とその強化のレシピをまとめました。そして最後の第7章では、実際に管理部門の強化に取り組んでいる企業からの生の声をお送りします。 ◎本書で自社に合った管理部門の見直しを  谷中氏は言います。本書で紹介するのはほんの一例で、会社それぞれのカラーに合った組織を考えてもらいたい、と。そういう意味では、本書にはたくさんのヒントがあふれていますので、きっと自社に合った管理部門の見直しへの第一歩になることと思います。  営業部門の活躍が会社の発展を担い、管理部門が会社を守り支えるーーこれが強い会社です。営業部門と管理部門の連携により、欲しいときに欲しい情報が手に入る会社、現状が手に取るようにわかる会社は、次の有効な一手が素早く打てます。営業部門の拡大と同時に、管理部門に投資をすることが、利益にも繋がり、会社の発展を加速することにもなるのです。  本書は、管理部門の方はもちろん、経営者の方にも、営業部門の方にも、ぜひ読んでいただき、今まで注目してこなかった管理部門から、会社をさらに強くしていただきたいと思います。

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