真之介活殺剣

はぐれ隠密始末帖

コスミック時代文庫

聖龍人

2005年2月28日

コスミック出版

586円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

文政十二年秋ー江戸にぶらりと現れた、矢車真之介と名乗る謎の浪人は、仙台藩の元隠密であった。暗殺、裏切りも辞さぬ殺伐とした隠密業に嫌気がさした真之介は、火的屋の女主人、お紺と出会い、釣り堀の番人として平穏な日々を送ることになった。生真面目なやくざである友七や薄倖の少女お栄、賞金稼ぎの四郎など、真之介の人柄に惚れた仲間が集まりはじめる。そして、お紺の亡夫庄右衛門にはとんでもない秘密が隠されていた…。茫洋とした顔に隠された真之介の鋭い知性と、柳生心眼流小太刀の秘剣が、江戸に巻き起こる奇怪な謎を切り裂く!痛快時代小説の傑作第一弾。

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