
RMライブラリー253 夕張線
RM LIBRARY
奥山 道紀
2021年6月21日
ネコ・パブリッシング
1,375円(税込)
ビジネス・経済・就職 / 旅行・留学・アウトドア / ホビー・スポーツ・美術
夕張市はかつて北海道最大の炭鉱都市として知られ、掘り出された石炭を輸送するために明治〜大正期にかけて北海道炭礦鉄道(後の国鉄→JR夕張線)、 夕張鉄道、三菱大夕張鉄道、北炭真谷地専用鉄道といった複数の鉄道が敷設され、各鉄道路線に沿って炭鉱集落が形成されていった。夕張線はこのなかでも1892(明治25)年に開業したこの地域最初 の鉄道で、追分〜夕張間の42.8kmおよび後に紅葉山〜登川間の7.6kmが支線として開業した。 以後1世紀以上に亘り石炭輸送や旅客輸送に活躍したが、相次ぐ炭鉱の閉山で1987年に貨物輸送が廃止、人口の大幅な減少もあって2019(平成31)年には石勝線の一部に編入された追分〜 新夕張間を除く新夕張〜夕張間16.1kmが廃止され、夕張市中心部の鉄道はすべて幕を閉じた。
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