
ヨーロッパ史のなかの思想
大内 宏一
2016年3月9日
彩流社
4,400円(税込)
人文・思想・社会
早大・大内門下の俊秀たちによる欧州史論考! (1) 宗派多元国家ブランデンブルクープロイセンの形成と 選帝侯ヨハン・ジギスムントの改宗ー ベルリンの第二次宗教改革と「カルヴァン主義」 「国家理性」「宗教的寛容」の関わりをめぐって(蝶野立彦) (2)豚とメルクリウスー17 世紀ドイツの 印刷物におけるユダヤ人のイメージ(高津秀之) (3)ヒエロニムス・レッシェンコールの銅版画ー 18 世紀ウィーンにおける「非活字印刷物」の 位置価値(山之内克子) (4)ドイツ連邦(1815 〜 1866)再考 ー研究動向を中心に(時野谷亮) (5)1860 年代後半のビスマルク外交と アメリカ合衆国ー二つの対米打診を手掛かりに(飯田洋介) (6)スウェーデン=ノルウェー連合協約第二次改正 問題の一考察ードゥンケルの改正反対論における 国家構想と連合論(大溪太郎) (7)「三月」の記憶ーー19 世紀後半ドイツにおける 1848 / 49 年革命の顕彰と政治文化(小原淳) (8)近くて遠いナショナリストたちー シャルル・モーラス著『君主政についてのアンケート』から 読み解く君主主義者と共和主義者の思想的相違(南祐三) (9)モルトケの遺産ー ドイツ陸軍における作戦思想の変遷(小堤盾) (10)プロテスタンティズムの神学と アメリカ資本主義の精神ーーフランクリン、トレルチ、 そしてマックス・ウェーバー(犬飼裕一) (11)『パリ講和締結後の世界政治の勢力配分』からみる オットー・ヘッチュの国際政治論とロシア論(前川陽祐) (12)南ティロールにおける「ドイツ民族性」と パトリオティズムー 1939年国籍選択の残留派を例として(星野友里) (13)ナチスによる「安楽死」犠牲者の子供たちー ナチ体制期における境遇から戦後の動向まで(紀愛子) (14)「ドイツ人」と「ユダヤ人」の境界ー 基本法116 条1項「ドイツ民族所属性」をめぐって (武井彩佳)
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